メディカルアロマとは、精油を用いて心身の病気予防、代替治療、補完医療を行うことです。医学的・化学的な根拠を元に、精油の持つ薬効を活用するメディカルアロマには基礎的な医学の知識が必要です。
メディカルアロマの資格は、民間資格がメインになっています。ディプロマを出している団体、協会、個人サロン、あるいはスクールが定めているディプロマの種類、段階はさまざまです。例として、「日本統合医学協会認定」「一般社団法人国際アロマテラピー科学研究所」「一般社団法人ICAA(インターメディアリークリニカルアロマセラピー)」「日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA)」などの団体、協会の認定試験がメジャーになっています。
メディカルアロマセラピストの試験に合格すると、メディカルアロマを取り入れている病院やクリニック、介護施設などにおける仕事に役立ちます。事例として、産婦人科や婦人科では出産時や産後の痛み緩和、更年期障害の症状緩和などにアロマケアを活用していますし、皮膚科ではアトピーや花粉症などさまざまなアレルギー症状の改善、心療内科や精神科ではパニック障害やうつ症状などの改善にアロマを取り入れている場合があります。高齢者施設、リハビリ施設、訪問介護などでもメディカルアロマセラピストは活躍しています。
さらに、アロマサロン、リラクゼーションサロン、スクールなどを自分で開業することも可能になります。このように、メディカルアロマセラピストになると働き方の視野が広がり、たくさんのメリットがあります。メディカルアロマに興味がある方や代替医療を身に付けたいあ医療関係者の方は、ぜひ以下の関連サイトにも目を通してみると良いでしょう。